車の座席を洗濯
空色のボディで小さいことから,そら豆と呼んでいる軽自動車があって,父の名義だが京都で実質的に自分の車として使わせてもらっている。

スズキ アルト HA25s 愛称「そら豆」
高校の同級生のご両親から譲っていただいた車で,前は一日に100kmも走るような仕事で使っていたらしく,なんと25万kmも走っている。距離は嵩んでいるけれどよく走る。車屋に脅しにも怯まず,譲っていただいてから3回目の車検を終えたばかりである。
座席を洗浄したい
ここのところ,車内の匂いが快くないと感じることがあり,座席(とくにフロントシート)をきれいにしたいと思うようになった。
さっそくネットで座席洗浄と検索してみる。座席を洗うと同時に脱水できる特殊な掃除機をもつ特殊な業者に頼むとなると3万円もかかることがわかった。安くない車検代を払ったばかりの私が躊躇するには十分なほどに高い。そこで,自分で解決できる方法を探すことにした。
調べると座席はスポンジと表皮に分かれるらしい。おそらく問題なのは表皮なので,これを取り外して洗濯してしまうのが最も強力で根本的な解決策だろう。
手順は以下のようになりそうだ。
- 座席を車から取り外す。
多くの問題は外したり開けたりすると解決しやすくなる。 - 座席の骨組みとスポンジから,表皮を取り外す。
事前のweb上の調査では,針金でできたOリングを大量に切るというかなり手こずる作業があるらしい。 - 表皮を洗濯し,乾かし,逆の手順で取り付ける。
イメージがまとまり,必要な工具も揃い,晴れ予報の週末。遠く祇園祭の喧騒を(心の耳で)聞きながら作業を始めることにした。
座席の取り外し
座席の取り外しはシンプルで,シートレールを床に固定している4本のボルトを取り外すだけだ。しかしこの世代のアルト(HA25s)は,ここに「E型トルクス10mm」という特殊なボルトが使われている。仕方がないのでAmazonで1000円ほどで購入した。
E型トルクスとレンチを使って無事座席を取り外すことができた。

この写真は後に撮ったので,もう表皮が剥がれている
ちなみに,この代のアルトの後席は力いっぱい持ち上げるだけで簡単に外れるので,すべての座席を外すことができた。床全面があらわになったので,この機会に掃除をしておこう。
表皮を剥がす
前情報によると,座席の取り外しと比べて表皮剥がしは大変らしいのだが,アルト(HA25s)は非常に表皮を剥がしやすい車だった。
表皮を引っ張っている部分は,針金のOリングではなく,プラスチックの線状のクリップだった。らくちん!
加えてラッキーだったのは,他の車種で報告されていたような,リクライニングレバーやシートベルトのバックル周りのカバーを取り外す作業が,一切不要だったことだ。
アルト(HA25s)に乗っているそこのあなた!ぜひDIY座席洗浄をしましょう。
しかし次なる問題は,表皮とスポンジが軽く接着されていることだ。これはスポンジの破壊には少し目をつぶって,剥がしてしまう他ない。表皮側に剥がれたスポンジが多少残ってしまうので,ヘラで擦ってできる限り取り外した。
表皮を洗濯し,取り付ける
表皮は洗濯ネットに入れて,通常のモードで洗濯をしてから丸1日干した。干した日の京都はさながら灼熱地獄のようだったので,一瞬で乾いた。
あとは,逆の手順で取り付けて完成である。こんどは簡単に取り外せる座席カバーを買って取り付け,これからはそのカバーを定期的に洗濯する予定だ。
いかがでしたか?(定型句)
今回の表皮洗濯にかかった費用は,
- E型トルクス10mm ¥1000
- 9.5mmのラチェットレンチセット ¥1700
- フロントシートカバー 2個セット ¥3800
ラチェットレンチセットは持っていれば要らないし,フロントシートカバーは業者にシートクリーニングを頼んだとしても必要なので,しめて実質2~3万円節約できたと思う。
そして,E型トルクスのソケットとレンチを除けば,必要な工具は全くなかった。布地表皮の車に乗っている方は是非チャレンジしてほしい。
(2023-July-17)